精霊祭を迎えて

今年もまたお盆の季節を迎える時期になりました。わが国でお盆の行事が 公に行われたのは、斉明三年(657)、大和(現在の奈良県)の飛鳥寺で営まれたのが最初と言われ、それから1350余年、国民の年中行事として春秋のお彼岸などとともに、先祖および先亡の精霊を供養する行事として継承されてきました。
 世田谷学園では亡くなった人々や社会の人々に対して深い畏敬と感謝の念を持つことによって、生きがいのある人生を自覚するための伝統行事である精霊祭が厳かに執り行われました。