世田谷学園の中高6年間は大きく3つの時期に分けられます。小学校から進学したばかりの中学1年生から2年生までの2年間を[前期]とし、温かい目の行き届いた指導によって心身ともに健全な成長の基盤を築きます。
中学3年生と高校1年生は[中期]ととらえ、さまざまな体験を通して、興味や関心の幅を広げ、豊かな知性と個性を培います。
そして高校2年生と高校3年生の[後期]は、自らの将来を見据えた目標とする進路に向け、より高い学力の育成に邁進します。

6年間の教育システム

  • System 1
    本科コースと
    理数コース

    2021年から本科コースと理数コースの2コース制となります。本科コースは従来のコースをブラッシュアップしたもの、理数コースは中学時から理数系のカリキュラムを充実させたものです。本科コースでは、3年生からは特進クラスと一般クラスの編成となります。特進クラスは、年間の成績により編成替えを行い、知識を有効に結びつけ、思考を深める授業を展開します。一般クラスでは、じっくりと着実に基礎力をつける、きめ細かな指導を行います。

  • System 2
    自分を知り、世界に
    触れる濃密な6年間

    中期では、国内外の多様な文化や価値観に触れる機会を設け、国際人としての行動力とコミュニケーション能力の土台を築きます。全員参加のカナダ英語研修や国内外の交流校生徒との交流などは自分の英語力を活かし、高める絶好の機会となります。

  • System 3
    5・6年では、
    進路別の指導に

    特進・一般クラスともに5年次に文系と理系に分かれます。特進クラスは東京大学をはじめ最難関大学に対応した授業を進め、一般クラスは、6年次には国公立・私立の各進路に合わせた指導になります。小規模校ゆえの特性を活かして、生徒一人ひとりの資質を見極め、無駄のないきめ細かな指導を展開します。

コース別カリキュラムの特色

※6年生のクラス編成は、年度により異なります。
※理数コースは6年間コースとして存続しますが、後期(5・6年生)でのクラス編成は本科コースと理数コースを混合した進路別のクラスになります。

高校2年までに高等学校課程を修了

大学受験を見据えて2年生から生徒の学力到達度に応じた指導を行い、3年生からは高等学校の課程に入ります。特に英語、数学、国語では、5年生(高校2年)までに同課程をほぼ習得させ、最後の1年は大学現役合格に向けて、徹底的な演習により高い学力を養成します。

6年間の主な取り組み
(2019年度のものです)

  • 1st.STEP
    前 期(1・2年)
    心と体の両面から基礎を固める時期。 「明日」、つまり理想とする将来の自分の姿を思い描き、その実現のためにひたすら「今、ここ」に打ち込む姿勢を確立します。楽しみながら学習する習慣を身につけ、毎日を豊かにいきいきと過ごすためにクラブ活動を奨励しています。自己を磨くことの素晴らしさと、仲間とともに活動する楽しさを通じて、「自分に厳しく、人に温かい」人格の形成につとめています。
  • 2nd.STEP
    中 期(3・4年)
    知的好奇心が刺激される、人生の中で忘れることができないであろう多くのことを体験するとき。勉強では自分の将来設計に目覚め、進路に合わせた学習が始まります。この時期のモットーは「平常心のレベルを高く」ということ。常に気持ちを高く保つ習慣が、「明日」を実現し、さらに「明日」のレベルを引き上げ、自主的でたくましい人間の創造を可能にするのです。
  • 3rd.STEP
    後 期(5・6年)
    後期は、これまでの体験で培った力や心の強さを持って、志望大学現役合格へと一気に邁進するときです。「どのような価値を光り輝かせるのか」、「どのように21世紀の創造に参加するのか」、「どのような形で地球社会に貢献しようとするのか」……。前・中期の4年間を通じてこれらを探究してきた生徒達は、自らのビジョンを開花させる第一歩として、「やり残さない今」に取り組むのです。