入試講評 社会

入試講評 社会

第一次試験 社会

問題

正答率(%)

受験者

合格者

1

1

1

85.0

98.7

2

82.0

89.6

3

90.1

97.4

4

65.2

72.7

5

94.0

100.0

6

82.8

90.9

7

73.8

88.3

8

74.7

83.1

2

 

49.6

66.9

3

 

44.0

53.9

4

 

55.4

67.5

5

 

63.1

76.6

6

 

27.9

35.1

7

 

56.2

67.5

8

番号

46.8

66.2

理由

35.6

53.2

2

1

81.1

90.9

86.3

90.9

93.1

97.4

97.4

100.0

70.0

83.1

79.8

87.0

91.0

93.5

89.3

93.5

2

 

67.0

80.5

3

 

83.3

94.8

4

 

55.6

66.9

5

 

86.3

88.3

6

 

56.7

63.6

7

 

52.4

59.7

8

 

6.4

9.1

9

 

88.0

87.0

10

 

53.4

63.0

3

1

 

84.1

85.7

2

 

29.6

33.8

3

 

51.1

70.1

4

 

33.0

42.9

5

 

64.7

75.3

6

 

22.3

29.9

7

 

24.5

31.8

8

 

55.4

61.0

9

 

51.5

62.3

 

 

1
 わが国の都道府県のかたちを題材に出題した。問1は都道府県のかたちから県名を答え、その特色を選択する基本的な問題であったため、正答率は高かった。しかしながら、(4)の岩手県については、同じ東北地方についての説明である()を答えてしまう受験生や、(8)の新潟県については「潟」の漢字を間違えてしまう受験生が散見された。問6は広島県のシンボールマークで「ヒ」を図案化したものである。問7は青森県から山口県まで陸路を使って進んだとすると、北と南が海に面している(2)の兵庫県を通らないとたどり着けないことがわかる。問9のポイントは冬の降水量が多いというところである。つまり、日本海岸式気候にあてはまる県を考えれば良い。したがって、(1)(8)までの県の中で、日本海側にある県は新潟県しかないので、正解が導きだせる。

 

2
 古代~近代の通史に関する問題。明治・江戸・室町・鎌倉・平安・奈良・古墳の各時代の基礎的な知識と日常的に疑問を持って歴史を考えているかを意図として出題した。基礎的な歴史用語や人名などは問う設問の正答率は高いが、誤字には気を付けたい。例えば、奉公を奉行と書いたり、藤原頼通を頼道としたりして、不正解となる答案がみられた。また、記述問題では参勤交代の制度をつくった理由、源氏の将軍が途絶えた後の将軍の就任についての説明、そして各時代の名称が何に基づいて名づけられたかを説明する問題など、日頃から注意深く考えていないと解答ができない。解答例はあくまでも例なので、考え方があっていれば正解とし、途中点も与えている。なお、文章中の誤字は減点となるので注意したい。

 

3
 参議院選挙を題材に出題した。問2のように報道で取り上げられる地名については、地図帳で位置を確認することが必要である。そこからさまざまな問題点が見えてくることがある。問3は合格者と受験者の正答率差が19ポイントと開いた。少子高齢社会では社会保障のありかたが大きな議論となっている。問4は論理思考型の問題で、正答率差も9.9ポイントと開いた。選挙制度によって、結果が大きく変わってくることに気づき、考えて欲しい。

 

 


第二次試験 社会

問題

正答率(%)

受験者

合格者

1

1

1

74.6

82.5

2

93.4

95.2

3

55.2

59.1

4

98.1

99.3

5

91.9

95.9

2

 

87.9

93.5

3

 

96.8

98.3

4

 

55.7

59.8

5

 

88.3

90.0

6

 

82.7

86.3

7

 

6.0

6.9

8

 

94.2

98.3

9

 

81.0

88.0

10

 

69.9

80.4

11

 

84.6

86.6

12

 

32.6

41.1

2

1

 

77.4

81.1

2

 

17.6

23.8

3

 

85.3

89.3

4

 

71.2

77.0

5

 

91.9

96.9

6

 

78.2

82.5

7

 

40.5

46.0

8

 

48.0

55.7

9

 

84.6

88.3

10

 

36.9

39.2

11

1

83.1

85.6

2

82.9

86.3

3

97.6

99.3

12

 

84.6

88.5

13

 

64.0

74.2

3

1

1

79.3

90.4

2

95.3

97.6

3

0.4

0.7

4

0.4

0.7

2

 

67.2

75.3

3

 

73.6

83.0

4

 

0.2

0.3

5

 

8.2

9.8

6

 

37.9

47.8

 

 

1

 わが国のエネルギー資源の利用をテーマに出題した。概ね高い正答率で受験生の学習の度合いをうかがい知ることができた。より高点に近づくためにも、いくつかの内容についてまとめる。問1(3)は資源少国の日本の姿を想起してみよう。問4は、2回にわたる石油危機の背景もふくめて学習しよう。問7は風車の地図記号である。目で見るだけでなく代表的な地図記号を実際に書いて覚えよう。正確に答えられた受験生が少なかった。問12の書き出しの部分をたよりに都市鉱山ということばを説明する内容であったが、「パソコンや携帯電話には希少金属がふくまれている。」で終わっている受験生が多数であった。部品にふくまれる希少金属を取り出して再利用することや、この金属を鉱山に見立てていることなどに気づいて欲しかった。

 

2

 縄文~明治時代における農業の発展・農民の生活などを中心に出題した。問2は氷河期が終わり、現在の日本列島が形成された時代と重なっていることを考えて答えてほしかったが、よく問題文を読んでいない答案が多かった。問7は意外な結果であったが、()は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、日本に連れてこられた陶工たちによって始まったものなので時代が異なる。問8は「徳政」を「徳政令」と答えているものが多かった。このような史料問題では、正しい表記を心がけることが肝要。問10の選択問題はまぎらわしかったようだが、「歴史」に対する興味・関心の違いが、結果として表れてしまったように思われる。

 

3

 憲法条文から、基本的事項を問う出題であった。問1は条文の空欄補充であったが、(3)(4)については正答率が低かった。公民分野の学習では憲法がその土台となる。日頃の学習では、条文をしっかり読むことを意識して欲しい。問3は普通選挙についての説明を答える出題である。1925年制定の普通選挙法と取り違え、25歳以上の男子、とする誤答が見られた。合格者と受験者の正答率差も9.4ポイントと開いた問題であった。問6は特別法についての出題であった。条文から、特別法が一の地方公共団体のみに適用されることを考えれば、正解できる問題である。

 


第三次試験 社会

問題

正答率(%)

受験者

合格者

1

1

 

35.1

44.8

2

 

46.0

54.2

3

 

88.3

94.8

4

 

51.8

60.4

5

 

91.4

95.8

6

 

71.9

82.3

7

 

67.4

79.2

8

 

43.7

47.9

9

 

30.1

40.6

10

 

67.7

83.3

11

記号

54.3

75.0

理由

35.5

50.5

12

 

38.2

61.5

2

1

79.7

84.4

81.6

89.6

93.6

95.8

90.0

93.8

74.7

80.2

66.9

71.9

94.4

97.9

92.8

94.8

64.1

69.8

62.7

75.0

2

記号

41.5

57.3

番号

40.9

57.3

3

 

88.6

92.7

4

 

61.1

68.2

5

 

98.1

97.9

6

 

90.0

97.9

7

 

84.7

93.8

8

 

51.0

67.7

9

 

77.4

91.7

3

1

1

40.1

43.8

2

89.1

95.8

3

72.7

88.5

4

28.4

50.0

5

81.1

85.4

6

85.2

91.7

7

83.0

90.6

8

81.1

92.7

2

 

74.1

83.3

3

 

87.7

91.7

4

 

71.3

82.3

5

 

83.6

94.8

6

 

64.2

72.9

7

 

83.0

93.8

 

 

1

 都道府県の代表的な郷土料理をテーマに出題した。問1では石狩市に近い観光名所を答える問題で、クラーク博士像が札幌にあり、かつ最も石狩市に近いことを理解しているかどうかが問われた。問2では「きりたんぽ」鍋と答える問題でしたが、「寄せ鍋、ちゃんこ鍋」などの解答が多く見られた。問4は小麦に関する問題で、日本の小麦の輸入の約60%はオーストラリアではなく、アメリカ合衆国から輸入をしていることが問われた。問8の須崎という地名はやや聞き慣れない生徒がいたかと思うが、その他の場所から消去法で答えを導き出せる問題であった。問9の記述問題では、温暖な気候を利用した促成栽培という自然条件と、高速道路や空港が整備されたことで大都市へ早く輸送可能となったという社会条件などが問われた。問11では、愛知県の豊田市で自動車工業が盛んなため、第二次産業の割合が高いことを読み取る問題であった。

 

2

 古代~明治までの総括的な問題をテーマに出題。

 問1は文中の空欄に語句・数字・人名を答える問題であったが、基本的な事項が多く、良くできていた。その中で足利義昭を記入する答えで、漢字の間違いが多く、義明・義秋・義照などに記されていた。石田三成の誤字も光成と記してあった。

 問2は弥生時代の正誤問題で()登呂()唐古()吉野ケ里()三内丸山 消去法により解答は導き出せる問題。さらにその場所を問う地理問題42%の正答率。

 問4の記述問題では租税の内容では「米などを幕府に納める。」「作物を国に納める。」「特産物を納める。」などの答えが多くあった。3%という数字を記していない解答も多くあった。正答率は61%であった。

 問8は明治時代の五箇条の誓文の正誤問題で、消去法により解答を導き出せる問題。正答率は51%であった。

 

3

 2010年上半期の時事問題についての出題。また、それに関連する政治を中心とした基本的な知識を問う出題。受験生は、過去の出題傾向を考えて時事問題に対応できるように学習していたと思われる。そのため全体的に正答率は高かった。その中で正答率が低かったのが問1(1)(4)(1)は、日米安保条約が改正された西暦年を理解していないと解答できない。ちなみに改正は1960年。(4)は、憲法第96条に関連する改正手続きに関連して制定された法律である。憲法に明記されている条文の内容を理解していれば、この法律の意味が理解できると思う。憲法改正は、衆参それぞれの総議員の3分の2以上の賛成で国会が発議し、国民投票にかけ、過半数の賛成を必要とする。その国民投票に関わる法律である。受験生は意外に理解していなかった。

 


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